使ってみてやっと分かった……!エクスプレス予約に向いている人、スマートEXで十分な人、解説します

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コロナ禍前は、西日本地区へ遠征する際は、東海ツアーズの『日帰り1day』という、お得な往復新幹線ツアーを愛用していました。ただ、このツアーは座席指定が出来ないので、このコロナがまだ不安なご時世、出来る限り人口密度の低い座席を取りたいという希望には合いません。
ということで、思い切って、年会費がかかる上に手続きが面倒で後回しにしていた『エクスプレス予約』を使ってみることにしました。便利ではあるのですが、結果、自分は年会費を支払うほどのメリットを感じられず、1年で解約することになりました。類似サービス(スマートEXや東海ツアーズ)との違いをメインに解説していきます。時間がない人は、最後の診断チャートだけご覧いただければ何となくこの記事の内容をご理解いただけると思います。

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エクスプレス予約とは?

JR東海とJR西日本による、東海道・山陽新幹線の指定席を利用できる会員制のネット予約サービスです。大きな特徴は下記のとおり。

エクスプレス予約の主な特徴
  • 高い割引率
  • 予約の変更は何度でも手数料無料
  • 発券が不要
  • ポイントを貯めるとグリーン車にアップグレードできる(※JR東海エクスプレス・カードに入会が必要)
  • お得なきっぷを購入できたり、駅ビル等の店舗で割引サービスを受けられる
  • 年会費(1,100円/年)が必要
  • 入会してから利用できるようになるまで2週間程度かかる
はじめての方へ|エクスプレス予約 新幹線の会員制ネット予約
エクスプレス予約のメリットをはじめ、会員登録・予約方法などの利用方法を詳しく紹介します。

なんと言っても、その高い割引率が一番の特徴です。たとえば、東京~名古屋の指定席片道料金は通常であれば、11,290円。エクスプレス予約を利用すると、なんと10,310円!ほぼ1,000円の割引なので、この往復だけでも年会費の元が取れます。

その代わりに、このエクスプレス予約の利用には『EX予約専用ICカード』の発行が必要になります。この発行に約2週間程度かかるため、すぐに利用できないのが玉に瑕。

スマートEXや東海ツアーズ商品との違い

似たような東海道新幹線・山陽新幹線の割引サービスである、スマートEXや東海ツアーズの日帰り1dayとはどのような違いがあるのか、まとめてみました。

スマートEX 新幹線のスマホの窓口
東海道・山陽・九州新幹線(東京~鹿児島中央)の新しいネット予約&チケットレスサービス「スマートEX」は簡単な登録操作ですぐに利用できる年会費無料のサービスです。
新幹線のお得な日帰り旅行・ツアーはJR東海ツアーズ
新幹線日帰りツアーを、専門店ならではの価格と品揃えでご用意しています。おすすめ情報やランキングのご紹介、お得な旅行プランの検索・お申し込みが簡単に行えます。
    エクスプレス予約 スマートEX 日帰り1day
年会費 1,100円 無料 無料
予約期限 可能 乗車時間 乗車3日前の14:00まで
座席選択 可能 可能 不可
車両選択 可能 可能 選択不可の時間帯有
乗車方法 EX予約専用ICカード 交通系ICカード 紙のチケット
例)東京~新大阪の往復料金 ¥27,240
(早特で¥24,740)
¥29,040
(早特で¥24,740)
¥20,400~
その他特典 グリーンプログラム 会員向けチケットなど クーポン付き

安さを求めるのであれば、東海ツアーズの日帰り1dayがダントツ。ただし、座席選択が出来なかったり、選択できない車両(往路は早朝のみ選択可能)があったりと、その分制約が多いです。事前に決まっている予定で、朝イチで現地へ向かって、夜まで一日中遊ぶ、というような予定であればあまり問題にはなりませんね。

座席や車両選択、予約のしやすさを求めるなら、エクスプレス予約かスマートEXになります。料金としては、通常料金であれば東京~新大阪間で約2,000円の差があります。が!いちばん割引率が高い「EX早特21ワイド」はどちらの会員も購入できるため、思っていたよりもお得感は薄い印象です。

実際に申し込んでから利用までの所感

以下、実際に利用してみた所感と本記事の結論です。

申し込みから利用開始まで

申し込み~JR東海エクスプレス・カードが届くまでに約1週間、さらにEX予約専用ICカードが到着するまでに約2週間ほど、合計で約3週間ほどかかりました

使用予定がある場合は、余裕をもって申し込むことをおすすめします。自分は使用予定まで1か月を切ったタイミングで申し込んだので、かなりひやひやしました……。

モバイルSuicaやモバイルPasmoなどとの相性が悪い

実際に利用してみて、モバイルSuicaなどを使用している場合、在来線から新幹線への乗り換えがやや面倒だということが分かりました。

普通の交通系ICカードであれば、改札で交通系ICカードとEX予約専用ICカードを順番にタッチすれば乗り換え可能ですが、モバイル端末はその仕組みに対応していません。モバイル端末を利用している場合は、新幹線乗り換え改札で、駅員さんに精算してもらう必要があります。チケットレスでスムーズに乗車、じゃなかったんかい……。

※2023/8追記
!訂正!モバイルSuicaなども登録すれば精算せずに新幹線に乗れます。親切な方がコメントでご教示くださりました。

交通系ICカードの登録・変更|エクスプレス予約 新幹線の会員制ネット予約
会員様本人の乗車用ICカードの登録・変更方法を説明します。

自分はスマートEXで十分という結論に。

自分が新幹線を予約するのは、予約開始日であることがほとんど。その場合は、割引率が最大の「EX早特21ワイド」を利用できるため、エクスプレス予約のメリットをあまり享受できないことに気が付きました(申し込む前に気が付け)。

グリーンプログラムという特典を利用することも考えたのですが、「EX早特21ワイド」よりも若干高い料金になってしまうので気乗りしません……。たとえば、東京~広島だと、「EX早特21ワイド」は¥15,000であるのに対して、「EX早得(グリーン特典)」は¥15,790。790円でグリーン車に乗れる換算ですが、どうでしょうかねえ……。しかもポイントの取得日によっては有効期間が短くなるので非常に使いづらい(最短で6か月の有効期間になる)。

ということで、自分は年会費を払うほどのメリットがないと判断し、退会することに決めました。ですが、急遽九響(急遽九州交響楽団の演奏会に行くこと)するような、乗車ぎりぎりになるまで予定が見えない、などで急遽新幹線のチケットを取ることが多い方にはとてもお得なサービスだと思います。

どのサービスが向いてる?診断チャート

ここまでの内容をまとめると、下記の診断チャートになります。ご自分のスタイルに合わせて、お得に遠征しましょう~!

コメント

  1. ゆた より:

    モバイルSuicaやモバイルPASMOもエクスプレス予約のサイトで登録すればEXカードの代わりに使えますよ。

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